SOMPOホールディングス RIZAPグループと子会社に300億円出資へ

損害保険大手のSOMPOホールディングスは、トレーニングジムを手がけるRIZAPグループとその子会社に対し、合わせておよそ300億円を出資すると発表しました。人口減少で保険市場の縮小が見込まれる中、保険以外の分野を拡大するねらいがあります。

SOMPOホールディングスとRIZAPグループは7日、資本業務提携を結んだと発表しました。

具体的には、SOMPOホールディングスが、RIZAPグループとその子会社に対し、合わせておよそ300億円を出資するということで、子会社については、23%の株式を保有し、持ち分法適用会社になるということです。

SOMPOホールディングスは、人口減少で国内の保険市場の縮小が見込まれる中、2015年に介護会社を買収し、今回はさらに健康関連事業に乗り出した形で、保険以外の分野を一段と拡大していくねらいがあります。

一方、RIZAPグループは、初心者向けのジム「chocoZAP」の出店を加速する中で費用がかさみ、昨年度まで2年連続で最終赤字となっていて、今回の提携で調達した資金を新規の出店などに充てるほか、SOMPOホールディングスの顧客にジムの利用を促すとしています。

両社は、来月1日に記者会見を開いて、提携の具体的な内容を説明するということです。