大阪 西成 船の修理施設で「船が爆発」の通報 7人けが

6日午後、大阪・西成区にある船の修理を行う施設で船のエンジンなどが焼ける火事があり、男性7人がけがをしました。いずれも意識はあるということです。当時、船内では溶接作業や清掃が行われていたということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。

警察と消防によりますと、6日午後2時45分ごろ、大阪・西成区南津守にある船の修理を行う施設で「船が爆発して燃えている」と119番通報がありました。

消防車など31台が出て消火にあたり、火は2時間余り後に消し止められましたが、船のエンジン2基などが焼けたほか、男性7人がけがをして病院に搬送されました。

いずれも意識はあるということです。

警察によりますと、当時、船内では溶接作業や清掃が行われていたということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。

現場は大阪市内を流れる木津川に面した、工場などが建ち並ぶ地域です。

NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像では、火や煙は見えませんが、船の近くに消防車が止まっていて多くの隊員が活動しています。

また、けがをしたとみられる人を担架で運ぶ様子や消防隊員が船の中に入る様子も確認できます。

隣の船で作業の男性「けがしている人は顔や腕にやけど」

火事があった船の隣の船で作業していた男性は「けがをしている人はぐったりしていて顔や腕にやけどをしていました。燃えているような火がくすぶっているようなにおいがしました」と話していました。

近くで働いていた男性「ただごとではないと思った」

現場近くの工場で働いていた70代の男性は「すぐ隣ですが、工場の中にいたので大きな音は聞こえず、特に臭いもしませんでした。結構な数の救急車などが次々と入っていってただごとではないなと思いました。近くで働いている人はみんな何事かと様子をうかがっていました」と話していました。