大相撲 荒汐部屋 福島市で合宿始まる 見学に500人近いファンも

大相撲 荒汐部屋の合宿が福島市で始まり、地元出身の関取たちも朝から稽古に励みました。

大相撲 荒汐部屋は、去年に続いて5日から福島市で、およそ2週間の合宿に入り、この日は、午前7時半ごろから相撲場でしこを踏んだり、ぶつかり稽古をしたりして汗を流しました。

力士たちを一目見ようと、500人近いファンが見学に集まり、夏場所で十両優勝を果たした地元出身の若隆景が幕下力士を相手に投げ技を決めると、歓声が上がっていました。

また、若隆景の兄で関脇の若元春も土俵に上がり、ぶつかり稽古で若手に胸を貸していました。

稽古のあと、力士たちは写真撮影に応じ、地元のファンとの交流を深めていました。

訪れた20代の女性は「初めて力士の稽古を間近で見ましたが、ぶつかり合う音や動きに迫力があり驚きました。また見に来たいです」と話していました。

稽古のあと、若元春は「前の場所で負った右足の親指のけがの状態がまだ万全ではないので、しっかりけがを治して、来場所に向けて稽古していきたい」と話し、若隆景は「去年の合宿は、けがで稽古ができなかったので、ことしは、よい稽古を見せられたらよいと思う」と話していました。

荒汐部屋の合宿は、6月16日まで行われ、期間中の稽古は誰でも見学できます。