鹿児島 与論空港 着陸の小型機が滑走路外に 操縦士にけがなし

5日午前、鹿児島県の与論島にある与論空港で、小型プロペラ機が着陸した際に滑走路を外れフェンスに当たって停止しました。乗っていた男性にけがはありませんでした。

国土交通省によりますと、5日午前11時ごろ、鹿児島県の与論島にある与論空港で、小型プロペラ機が着陸した際、滑走路を外れて草地に入り、そのままフェンスに当たって止まりました。

機体は、着陸して滑走路上をしばらく進んだあと進行方向左側にそれたということです。

機体の左側の翼にはフェンスにあたった際のものとみられる激しい損傷がありますが、乗っていた操縦士の男性にけがはありませんでした。

国土交通省に提出された飛行計画書では、午前10時40分ごろ鹿児島県の沖永良部島にある沖永良部空港を離陸し、午前11時ごろ与論空港に着陸する予定になっていて、訓練のための飛行と記載されているということです。

国土交通省は機体の損傷が大きいため航空事故にあたるとしていて、国の運輸安全委員会は6日午後にも航空事故調査官3人を現地に派遣し、事故原因の調査を始めるとしています。

また、機体があたったフェンスの修理などのため、与論空港の滑走路は5日の一日、閉鎖されるということです。