歯と口の健康週間 園児がカバの歯磨きで歯の大切さ学ぶ 愛媛

愛媛県砥部町の動物園では、「歯と口の健康週間」に合わせて、園児たちがカバの歯を磨いて歯の大切さを学ぶイベントが開かれました。

毎年6月4日から始まる「歯と口の健康週間」には『む』『し』の語呂合わせにちなんで虫歯を予防してもらおうと、各地で歯や口の健康を呼びかけるイベントが行われます。

このうち砥部町の県立とべ動物園で開かれたイベントには伊予市と松前町の幼稚園児や保育園児、80人余りが参加しました。

園児たちは、歯科医師から甘いものを食べすぎると虫歯になりやすいことや、ごはんはよくかんで食べることが大切だと学んだほか、動物の頭の骨を見ながら獣医師から肉食か草食かで歯の形が違うなどと説明を受けました。

このあと、園児たちは長さ1メートルの特製の歯ブラシを使ってカバの歯磨きに挑戦し、カバが大きな口を開けるとびっくりしながら飼育員に手伝ってもらって丁寧に歯を磨いていました。

歯を磨いた園児は「カバの口はとても大きかったけど上手に磨くことができたと思います。家でもちゃんと歯磨きしたい」と話していました。

イベントを開いた伊予歯科医師会の塩崎雄生会長は「楽しそうに歯のことを学んでくれてよかった。一生、自分の歯で過ごせるよう歯磨きの大切さを伝えていきたい」と話していました。