水原一平元通訳 あす罪状認否 起訴内容認める見通し

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の口座から不正に送金を行ったとして銀行詐欺などの罪に問われている元通訳の水原一平被告の罪状認否が日本時間の5日、アメリカ・ロサンゼルス近郊の裁判所で行われます。水原元通訳は司法取引に合意していて起訴内容を認める見通しです。

水原一平被告は大谷選手の口座から1700万ドル近く=日本円でおよそ26億円を不正に送金したなどとして、銀行詐欺の罪とうその納税の申告をした罪で起訴されていて、現地時間の4日、日本時間の5日午前、ロサンゼルス近郊の裁判所で罪状認否が行われます。

水原元通訳は検察との間で司法取引に合意していて、2つの罪について起訴内容を認める見通しです。

これにより裁判所での審理は大幅に省略され、量刑を決めるための手続きに移ります。

検察によりますと、銀行詐欺など2つの罪に対する量刑は最も重くて33年の拘禁刑になりますが、司法取引が成立しているため、軽くなるとみられます。

量刑の言い渡しは数か月先になる見通しです。