5月31日、新潟水俣病の公式確認59年の式典の後に開かれた患者団体などと環境省との懇談には、伊藤大臣は国会会期中のため出席せず、団体側は大臣との懇談を要望していました。
これについて4日、伊藤大臣は閣議後の記者会見で「新潟の皆さんの声を聞く機会を持ちたいと考えている。7月中に開催するということで関係団体と調整中だ。十分な時間を確保して、充実した意見交換ができるよう日程調整したい」と述べました。
また、団体が求めている早期の救済については、「環境省としては歴史と経緯を踏まえつつ真摯（しんし）に検討したい」と話しました。
環境省によりますと、環境大臣が新潟水俣病の団体との懇談に参加したのは、9年前の公式確認50年の式典が最後だということで、関係団体との調整を進めるとしています。
伊藤環境相 新潟水俣病の患者団体などと7月中に懇談で調整中
伊藤環境大臣は4日、新潟水俣病の患者団体などが求めている懇談について「7月中に開催することで調整中だ」と述べました。