ウクライナめぐる“平和サミット”バイデン大統領は欠席見通し

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、アメリカ・ホワイトハウスは今月、スイスで開かれるウクライナが提唱する和平案の実現を目指す国際会議にハリス副大統領が出席すると発表しました。バイデン大統領は欠席する見通しですが、ホワイトハウスの高官はウクライナ支援の姿勢に変わりはないとしています。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり今月15日と16日、ウクライナが提唱する和平案の実現を目指す国際会議「平和サミット」がスイスで開かれる予定で、ゼレンスキー大統領はバイデン大統領に参加を求めていました。

この会議についてアメリカ・ホワイトハウスは3日、アメリカを代表してハリス副大統領とサリバン大統領補佐官が出席すると発表しました。

バイデン大統領は欠席する見通しで、アメリカメディアは同じ15日にロサンゼルスで開かれる秋の大統領選挙に向けた選挙資金集めのための会合に出席する予定だと伝えています。

ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は記者団から、ウクライナではなく選挙資金集めの会合を優先するのかと問われたのに対し「バイデン大統領ほどウクライナを強力に支援してきたリーダーは世界にいない」と述べ、ウクライナを支援する姿勢に変わりはないという認識を示しました。