石川 輪島 NPO拠点の一軒家を子どもたちに開放 遊び楽しむ

能登半島地震の被災地では、広場や学校のグラウンドに仮設住宅が設置されるなどして、子どもたちの遊び場が減っていることから、被災地を支援するNPOが、石川県輪島市で拠点としている一軒家を開放し、集まった子どもたちがさまざまな遊びを楽しみました。

輪島市門前町を中心に活動し被災地を支援しているNPOは、子どもたちを元気づけようと、拠点としている一軒家をことし4月から月に数回、週末に開放しています。

6月2日は午前10時のオープンとともに子どもたちが集まり、NPOのスタッフなどから手ほどきを受けて、コマ回しなどを楽しみました。

また、プラスチック製の皿を棒に乗せて回転させる「皿回し」では、保護者も一緒に夢中になって取り組んでいました。

小学2年生の女の子は「家にはないおもちゃがあって楽しい」と話していました。

女の子の母親は「なかなか遊ぶ場所がなく、家でゲームをしている状況なので、こういった場があると助かります」と話していました。

NPOの堀口小百合代表は「子どもたちには遊んでストレスを発散してほしいです。保護者の皆さんも子どもの元気な姿を見て楽しんでほしいです」と話していました。