能登半島地震発生から5か月 北京で石川の魅力紹介する催し

能登半島地震の発生から5か月となる1日、中国の首都・北京では、石川県の伝統工芸や郷土料理などの魅力を紹介して被災地を支援しようという催しが開かれました。

この催しは、石川県の魅力を紹介し、能登半島地震の被災地の支援につなげようと、石川県上海事務所が、北京にある日本大使館で開いたもので、100人を超える中国の人たちが訪れました。

催しでは、石川県内にある「輪島塗」の工房とオンラインで結び、店主の大藤良介さんが「道具が地震の被害を受け、漆器を作るのが難しくなり、職人も激減しました」と説明しました。

大藤さんは「どのような支援ができますか」という会場からの質問に対し、「石川県に来てください」と答え、一斉に拍手が起きていました。

また会場では、石川県の日本酒のほか、郷土料理の「ぶり大根」、それに、うずらの卵やウインナーなどを串揚げにした輪島名物の「かかし」がふるまわれ、訪れた人たちが味わっていました。

参加した人たちは「石川県の皆さん、頑張ってください」とか、「家に帰ったらビザの申請をして、すぐにでも行きたいです」と話していました。

石川県上海事務所の湊理央さんは「中国の皆さんに来てもらえれば励みになるし、復興の支えにもなる。催しがそのきっかけになってほしい」と話していました。