埼玉 川口 タクシー発砲 事件翌日に福島県の知人宅に逃走か

埼玉県川口市で起きたタクシーの運転手への発砲事件で、逮捕された容疑者は事件の翌日に福島県に逃走して、知人宅にいたとみられることが警察への取材でわかりました。
逮捕された31日は、この知人にJR福島駅まで車で送ってもらっていて、警察は、事件後の足取りなどをさらに詳しく調べています。

瀬川好一容疑者(68)は、5月29日に川口市の自宅近くで、乗っていたタクシーの72歳の男性運転手を拳銃のようなもので撃って大けがをさせたとして、31日に強盗殺人未遂の疑いで逮捕されました。

調べに対し、「金を奪おうとは思っていないが、撃ったことは間違いない」と供述しているということです。

容疑者は31日にJR大宮駅の新幹線のホーム上で身柄を確保されましたが、事件翌日の30日に、出身地の福島県に移動して知人女性の家にいたとみられるということです。

そして31日は、この知人にJR福島駅まで車で送ってもらい、自分で切符を購入して午後0時台の新幹線で大宮駅に向かいました。

福島駅近くの防犯カメラに容疑者が写っていることも確認されています。

容疑者は逮捕された際、事件当時とは異なる服装で、警察は、一度自宅に帰って着替えて逃走したとみて、事件後の足取りなどについて、さらに詳しく調べるとともに、見つかっていない拳銃の発見を急いでいます。