気候変動で深刻影響の島国途上国 国連会議が各国に支援求める

世界の島国への支援のあり方を話し合ってきた10年に1度の国連の会議は、気候変動対策のための低金利の資金援助を増やすよう各国に求めるなど、今後10年間の行動計画を採択し、閉幕しました。

この会議は、島国の途上国で作るグループを中心に国連が10年ごとに開いています。カリブ海の島国、アンティグア・バーブーダで5月27日に始まり、日本を含む100か国以上、4000人近くが参加しました。

最終日の30日、今後10年間の行動計画を全会一致で採択し、閉幕しました。行動計画は、島国の途上国は国土が小さく遠隔地にあり、資源が少ないことなどから、気候変動をはじめ、外的な脅威に特にぜい弱だと指摘しています。

このため、各国に対し、
▽気候変動対策のための低金利の資金援助を増やすことや
▽既存の基準にとらわれず、それぞれの島国のぜい弱性にあわせて支援することを求めています。

また、
▽島国の防災対策に、各国が協力して取り組むことなどが盛り込まれました。

島国の途上国は、海面上昇で国土の面積が減り続けるなど、気候変動で深刻な影響を受けています。

国連のグテーレス事務総長も、NHKとの単独インタビューで「島国は気候変動を引き起こしていないが、その影響を最も受けている」と述べ、国際社会により踏み込んだ支援を呼びかけました。