都内で自転車の交通違反の一斉取締り 自転車事故増加傾向

自転車が関係する事故が増加傾向にある中、東京都内で自転車の交通違反の取締りが行われました。

警視庁によりますと去年、都内で起きた交通事故のうち自転車が関係する事故の割合は46.3%と年々増加していて、重大な事故につながる違反を減らすことが課題になっています。

29日は東京 台東区で警視庁による取締りが行われ、警察官が赤信号を無視したり一時停止をしなかったりした自転車を呼び止めて警告をしたほか、悪質な違反には刑事罰の対象となる「赤切符」を交付していました。

28日、都内117か所で行われた一斉取締りでは
▽信号無視と一時不停止で合わせて72人に「赤切符」が交付されたほか
▽傘差し運転やイヤホンの使用などで410人に指導・警告が行われたということです。

自転車の交通違反をめぐっては、反則金を納付させる、いわゆる「青切符」による取締りが2年以内に導入されることになっていて、警視庁は取締りの強化とともに交通ルールの啓発も進めることにしています。