逃げ出したシェパードにかまれ女性軽いけが 千葉 富里

29日朝、千葉県富里市で40代の女性が逃げ出したシェパードにかまれ、軽いけがをしました。シェパードはすでに捕獲されていて、警察などが飼い主に事情を聴くなどして詳しいいきさつを調べています。

29日午前6時20分ごろ、富里市立沢新田で「シェパード2頭に通行人がかまれた」と目撃した人から警察に通報がありました。

警察によりますと、40代の女性が犬を散歩させていたところ、近くの施設から逃げ出したシェパード2頭が犬にかみついたということです。

その後、犬をかばおうとした女性も右足をかまれ、軽いけがをしました。

シェパードはおよそ2時間後に警察官などによって捕獲されました。

シェパードは近くの鉄板で囲われた施設の敷地内で放し飼いにされていて、法律で義務づけられている狂犬病の予防接種を受けていなかったということです。

現場は、富里市役所から南西におよそ1.5キロ離れた林のなかにある道路で、警察や保健所が飼い主から事情を聴くなどして当時のいきさつや飼育環境などを調べています。

通報した男性「シェパード2頭 体長1m超か 怖かったと思う」

女性がシェパードにかまれた現場を目撃し、警察と消防に通報した40代の男性が取材に応じました。

男性は「トラックで通りかかったとき女性の悲鳴が聞こえたのでそちらの方向を見ると、女性が連れていた犬がシェパードにかまれていて、女性が足で追い払おうとしていました。クラクションを鳴らしながら声をかけたところ、女性は『足をかまれた』と話していました。シェパードは2頭いて、体長はそれぞれ1メートル以上あったと思います。とても怖かったと思います」と話していました。

シェパードの飼い主「1頭はヤード内 もう1頭は首輪つなぎ外に」

逃走したシェパードの飼い主で、ヤードを運営する会社の代表だというアフガニスタン出身の男性が取材に応じ「シェパードのうち1頭はヤード内にいて、もう1頭は入り口の鉄の門に首輪をつないだ状態でヤードの外にいた。2頭はそこから逃げて別の犬をかんだ」と話していました。