渋谷駅停車中の車両の床下から煙 電気系統トラブル けが人なし

28日夜、東急田園都市線と東京メトロ半蔵門線の渋谷駅に停車していた車両で電気系統の異常とみられるトラブルがあり、車両から乗客を降ろす措置が取られました。この影響で、田園都市線と半蔵門線の全線で一時運転を見合わせました。

東京メトロによりますと、28日午後8時12分ごろ、渋谷駅の押上駅方面に向かうホームに停車していた車両で、電気系統の異常とみられるトラブルがありました。

駅を管理する東急電鉄によりますと、乗務員が前から2両目の車両の床下から煙が出ているのに気付いたということで、車両から乗客を降ろし、ホームから出るよう呼びかけたということです。

トラブルがあった列車に乗っていた男性は「大きな破裂音が1回して車両の明かりが一時消えました。ホームに出ると、前の方の車両からうっすらと煙があがっているのが見え、そのあと『車両から外に出てください』とアナウンスが流れていました」と話していました。

警視庁によりますと、けが人などの情報はないということです。

今後、鉄道会社が車両を確認して原因を調べるということです。

この影響で
▽東急田園都市線の中央林間駅と渋谷駅の間の全線と
▽東京メトロ半蔵門線の渋谷駅と押上駅の間の全線で一時、運転を見合わせました。