太陽光発電所から銅線ケーブル窃盗か 容疑者を再逮捕 栃木

栃木県壬生町の太陽光発電所から、長さ2.3キロの銅線ケーブルを盗んだとして、カンボジア国籍の容疑者が警察に再逮捕されました。調べに対して、容疑を否認しているということです。

再逮捕されたのは、カンボジア国籍で茨城県筑西市の無職ソム・ワンダー容疑者(35)です。

警察によりますと、去年5月末から6月中旬ごろにかけて、壬生町の太陽光発電所に侵入し、太陽光パネルと配電盤をつなぐ合わせて2.3キロの銅線のケーブル、およそ1380万円分を盗んだとして、窃盗の疑いが持たれています。

調べに対し、「その場所に行ったことはなく、盗んでいない」などと供述して、容疑を否認しているということです。

ソム容疑者はこのほかにも、栃木県内の4つの太陽光発電所に侵入し、合わせておよそ770万円分の銅線ケーブルを盗んだとして、合わせて4回、警察に逮捕されています。

いずれの発電所でも、現場や遺留品から容疑者の指紋などが検出されていることから警察は、仲間とともに夜間に金網を破って敷地内に侵入し、銅線ケーブルを切断して盗み出す犯行を繰り返していたとみて、詳しい状況を調べています。