長期金利 1.035%に上昇 約12年ぶりの高い水準

28日の債券市場では午前の取り引きで長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが1.035%をつけて、およそ12年ぶりの高い水準まで上昇しました。

国債は、価格が下がると金利が上昇するという関係にあります。

28日の債券市場では、日本国債を売る動きが強まり、午前の取り引きで長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが1.035%まで上昇しました。

これは、2012年4月以来、およそ12年ぶりの高い水準です。

市場関係者は「日銀が金融政策の正常化を早めるのではないかという観測が市場では根強く、長期金利の上昇が続いている。きょうは、10年ものの『GX経済移行債』の入札が行われ、需給の緩みが意識されていることも、国債が売られやすい要因となっている」と話しています。