なでしこジャパン スペイン遠征に出発 パリ五輪に向け強化

サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の選手たちがパリオリンピックに向けた強化のためのスペイン遠征に出発し、司令塔の長谷川唯選手が「オリンピックの前にいろいろなトライができる最後のチャンスだと思うので、どんどんチャレンジしていきたい」と意気込みを話しました。

世界ランキング7位の日本は、パリオリンピック前最後の海外遠征としてスペインのムルシアに向かい、時差や気候などが本番に近い条件で5月31日と6月3日に、世界28位のニュージーランドと強化試合を行います。

遠征に臨むメンバーが27日夜、羽田空港からスペインへと出発しました。

空港で取材に応じた司令塔の長谷川選手は「オリンピックの前にいろいろなトライができる最後のチャンスだと思うので、失敗を恐れないでどんどんチャレンジしたい。修正するための失敗をしたい。その中で今まで積み上げてきたものをしっかり出したい」と意気込みを話しました。

パリオリンピックのサッカー女子は、1チームあたりの登録人数が遠征に参加する22人から18人と4人少なくなり、選手にとっては今回の遠征が残り少ないアピールの場となります。

池田太 監督「周りの選手との連携も含めて確認したい」

「所属チームとは違うポジションや役割を求める選手もいるので、どの選手が与えられた役割の中で力を発揮できるか、周りの選手との連携も含めて確認していきたい」