森永卓郎さんになりすます投資詐欺 1.6億円余被害 神奈川

著名な経済アナリストになりすましたSNSのアカウントとのやり取りなどを通じてうその投資話を持ちかけられた川崎市の女性が1億6000万円余りをだまし取られました。警察は著名人になりすます広告をきっかけとした投資名目の詐欺に注意するよう呼びかけています。

警察によりますと、去年12月、川崎市に住む60代の女性がSNSアプリのLINEで広告として出てきた、経済アナリストの森永卓郎さんが関わるとうたう投資のサイトを見つけてアクセスしました。

すると、森永さん本人を名乗るニセのLINEアカウントや、投資の情報交換をするLINE上のグループなどに誘導されたうえ、投資アプリをダウンロードするよう勧められたということです。

女性がダウンロードしたところ、アプリの運営会社の社員を名乗る人物から金の取り引きに関する投資を勧められ、インターネットバンキングからおよそ1億6200万円を振り込んでだまし取られたということです。

警察は、詐欺事件として捜査するとともに著名人の名前や画像を無断で使用した「なりすまし広告」をきっかけとした投資名目の詐欺被害が急増しているとして注意を呼びかけています。