インドで火災相次ぐ 新生児医療施設で少なくとも6人死亡

インドでは、25日夜から火災が相次ぎ、首都ニューデリー市内の新生児の医療施設で起きた火災では、少なくとも6人の赤ちゃんが死亡しました。また西部グジャラート州の娯楽施設での大規模火災では、犠牲者が増えて、複数の子どもを含む少なくとも27人が死亡したと伝えられています。

インドの首都ニューデリー市内で25日深夜、新生児の医療施設が入った建物から出火しました。

消防などが駆けつけ、治療を受けていた12人の赤ちゃんを病院に搬送しましたが、このうち少なくとも6人の死亡が確認されたということです。

現場には、新生児の母親だという女性たちが集まり、「朝から電話しているのに誰も出てくれない。私の子どもはいったいどうなってしまったのでしょうか」と心配そうに訴えていました。

インドでは25日夜、西部グジャラート州の都市ラージコートでも、ゲームセンターや遊具などが併設された娯楽施設で大規模な火災が起きました。

地元メディアは、この火災で複数の子どもを含む少なくとも27人が死亡したと伝えています。

モディ首相はいずれの火災についても「心を痛めている。遺族に寄り添いたい」とSNSに投稿し、家族などの支援に全力で取り組む考えを示しています。

インドでは寺院や病院、学校、工場などで大規模な火災があとを絶たず、火災に対する施設の安全性を高めて、人命を守っていくことが急務となっています。