【プロ野球結果】広島 栗林が通算100セーブ達成 日本最速タイ

プロ野球・広島の抑え、栗林良吏投手が、26日のDeNA戦で日本選手最速に並ぶ178試合目で通算100セーブを達成しました。

栗林投手は横浜スタジアムで行われたDeNA戦で2点リードの9回に登板し、変化球を低めに集め、今シーズン14セーブ目をあげてプロ野球史上36人目となる通算100セーブを達成しました。

プロ4年目の栗林投手は、178試合目の登板での100セーブ到達で、2008年に達成したソフトバンク・馬原孝浩投手に並ぶ日本選手最速での記録達成となりました。

外国人選手も含めると2003年に148試合で到達した中日・ギャラード投手などに続いて5番目の早さです。

27歳の栗林投手は、150キロを超えるストレートと、フォークボールなどキレのある変化球が持ち味の右ピッチャーです。

社会人を経て2021年にドラフト1位で広島に入団し、1年目から抑えを任されてプロ野球の新人最多セーブ記録に並ぶ37セーブをあげ、日本代表として東京オリンピックの金メダル獲得にも貢献しました。

2年目も31セーブをあげ、昨シーズンはけがや不調のため中継ぎに回った時期もありましたが、ことしは開幕から抑えとしてここまで防御率0点台と、安定した投球を続けてチームを支えています。

栗林投手は試合後のヒーローインタビューで「100セーブをあげた実感はない。チームが100回勝ててよかった。100を目標にしてきたわけではないので、これから頑張りたい」と今後の戦いを見据えていました。

《セ・リーグ》

阪神×巨人

延長10回、巨人が2対1で勝ちました。

○勝ち:西舘投手1勝2敗
▽セーブ:バルドナード投手1勝4セーブ
●負け:岩崎投手2勝2敗8セーブ
◎ホームラン:巨人・岡本和真選手9号

巨人は0対1の9回に、岡本和真選手のホームランで追いつき、延長10回に丸選手の犠牲フライで勝ち越しました。
先発の菅野投手が7回途中を1失点と好投し、4人目の西舘投手がプロ初勝利を挙げました。

阪神は先発の才木投手が8回途中を無失点と力投しましたが、抑えのゲラ投手と岩崎投手が打たれました。

DeNA×広島

広島が4対2で勝ちました。

○勝ち:アドゥワ投手5勝1敗
▽セーブ:栗林投手1敗14セーブ
●負け:大貫投手2勝6敗
◎ホームラン:DeNA・蝦名選手2号

広島は1回に野間選手のタイムリーなどで2点を先制し、4回には秋山選手の犠牲フライで追加点をあげました。
先発のアドゥワ投手は6回を2失点で5勝目を挙げました。
栗林投手は通算100セーブを達成しました。
広島は同一カード3連戦3連勝です。

DeNAは広島を上回る11安打を打ちましたが、残塁が13と決め手を欠き、3連敗で5位に転落しました。

中日×ヤクルト

中日が5対0で勝ちました。

○勝ち:橋本投手2勝
●負け:松本健吾投手1勝1敗

中日は、3回までに石川昂弥選手のタイムリーツーベースなどで4点を先行し、6回には、田中選手のタイムリーで追加点を挙げました。
2回から急きょ登板した2人目の橋本投手が4回途中までヒット1本に抑えるなど中日はリリーフの6人が得点を許さず、2試合続けて無失点で勝ちました。

ヤクルトは前回、プロ初登板で完封勝利を挙げた先発のルーキー、松本健吾投手が3回途中を4失点と役割を果たせず、打線もわずか3安打と投打に精彩を欠きました。

《パ・リーグ》

ロッテ×ソフトバンク

ロッテが7対1で勝ちました。

○勝ち:中村稔弥投手1勝
▽セーブ:益田投手1勝2敗7セーブ
●負け:スチュワート投手1勝2敗

ロッテは3回に、ソト選手の2点タイムリーで先制し、8回にもソト選手の2点タイムリーツーベースなどで一挙5点を奪って突き放しました。
8人の投手リレーが成功し、2人目の中村稔弥投手が今シーズン初勝利を挙げました。
ロッテは引き分けをはさみ2020年以来の8連勝です。

ソフトバンクは1点にとどまり、今シーズン初の同一カード3連敗を喫しました。

楽天×日本ハム

楽天が3対2で勝ちました。

○勝ち:岸投手2勝4敗
▽セーブ:則本投手1勝10セーブ
●負け:柳川投手1敗

楽天は1回に1点を先制されましたが、そのウラに浅村選手の犠牲フライで追いつき、3回に小深田選手のタイムリースリーベースと浅村選手の2打席連続の犠牲フライで2点を勝ち越しました。
先発の岸投手は6回2失点と粘りのピッチングで2勝目、則本投手が10セーブ目を挙げ、楽天は連敗を6で止めました。

日本ハムはプロ初登板の先発・柳川投手がフォアボールから崩れました。

西武×オリックス

西武が5対2で勝ちました。

○勝ち:佐藤隼輔投手1勝1敗
●負け:マチャド投手1勝1敗3セーブ
◎ホームラン:西武・岸選手3号/オリックス・森選手1号

西武は1点を追う8回、外崎選手のタイムリーツーベースと蛭間選手のタイムリーヒットで2点をあげて逆転し、さらに岸選手がスリーランを打ってこの回5点を奪いました。
先発のボー投手が7回1失点と好投し、2人目の佐藤隼輔投手が今シーズン初勝利をあげました。

オリックスは小刻みな投手リレーで逃げきりを図りましたが、7人目のマチャド投手が打ち込まれました。