ドジャース 大谷翔平 三塁打でチャンス作るもチームは4連敗

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は25日、レッズ戦でスリーベースヒットを打ってチャンスを作りましたが打線がつながらず、チームは敗れて4連敗となりました。

ドジャースは相手の本拠地シンシナティでレッズとの3連戦の第2戦に臨み大谷選手は2番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手は相手の先発ピッチャーで最速160キロ台の速球が持ち味のグリーン投手と対戦し、1回の第1打席はノーアウト一塁の場面で迎え150キロ台後半の速球で追い込まれたあと3球目の低めに決まったスプリットを見逃して三振しました。

1対2となった3回は2アウトランナーなしで第2打席に立ちましたが、ここも追い込まれてから低めのスプリットで空振り三振となりました。

6回は1アウトランナーなしで第3打席に入り、ここは低めのスプリットを引っ張ってライト線を破り今シーズン2本目のスリーベースヒットを打ってチャンスを作りました。

しかし、後続のバッターが続かず得点にはつながりませんでした。

大谷選手はこのあと1対3と2点を追う8回に第4打席が回ってきましたが、3人目でマウンドに上がった左投げのピッチャーの変化球に空振りしてこの日、3つ目の三振に倒れました。

大谷選手は4打数1安打で2試合ぶりにヒットをマークしたものの、打率は3割3分8厘に下がりました。

試合はドジャースが1対3で敗れて今シーズン最長の4連敗となりました。

大谷 太ももの裏を痛め「スピードを抑えた走塁」

大谷選手は6回、ライト線を破るスリーベースヒットを打ちましたが、ふだんと比べてスピードを抑えた走塁でした。

このプレーについて、ロバーツ監督は試合後の取材で「太ももの裏を軽く痛めていて、スピードを少し制限していた」と話し、チーム側からの指示だったと明かしました。

ロバーツ監督によりますと太ももの痛みは今月16日に本拠地で行われたレッズ戦で、1回に一塁ベース上で相手のけん制球が左太ももの裏に当たったプレーが原因とみられるということです。

ロバーツ監督は「筋肉の問題ではなく打撲とみられる。われわれには彼が必要なので無理はさせたくないし、日々よくなっているのでうまく付き合おうとしているところだ」と話していました。