パラ陸上世界選手権 大島健吾が銀メダル 男子200m義足のクラス

パラ陸上の世界選手権は大会最終日の25日、男子200メートル、義足のクラスの決勝が行われ、24歳の大島健吾選手が自己ベストを更新する23秒13をマークして、銀メダルを獲得しました。
日本パラ陸上競技連盟の選考基準に基づいて、大島選手はパリパラリンピックの代表内定を確実にしました。

神戸市で開かれているパラ陸上の世界選手権は、大会最終日の25日午後、男子200メートル、義足のクラスの決勝が行われ、日本勢は大島選手と田巻佑真選手が出場しました。

レースは大島選手が好スタートを切って力強い走りをみせ、自己ベストを更新する23秒13をマークして3着でフィニッシュしました。

その後、2着のイタリアの選手がレーンの内側に入ったとして失格となったため、大島選手が繰り上がり銀メダルを獲得しました。

日本パラ陸上競技連盟の選考基準に基づいて、大島選手はパリパラリンピックの代表内定を確実にしました。

田巻選手は24秒12で7位でした。

大島健吾「神様ありがとうという気持ち」

大島健吾選手は、東京パラリンピックに出場したことについて触れ、「東京パラリンピックの時から運がいいなと思う。本当によかったし、神様ありがとう、という気持ちだ」と笑顔で話していました。

パリパラリンピックに向けては「一安心というのはあるので、義足や走りの修正をしっかりやっていきたい。海外選手と争えるような走りを目指してずっとやってきたのでパリ大会でも目指したい」と意気込んでいました。