山梨 運動会の練習で児童12人熱中症か 埼玉 中学生4人搬送

24日昼すぎ、山梨県南アルプス市の小学校で体育で運動会の練習をした児童12人が熱中症の疑いのある症状を訴え、このうち6人が病院で手当てを受けました。いずれも症状は軽いということです。

消防などによりますと、24日正午すぎ、南アルプス市の大明小学校で体育の授業を終えた5年生と6年生の児童12人が、気分の悪さなど熱中症の疑いがある症状を訴えました。

このうち6人が病院に搬送されて手当てを受けましたがいずれも意識はあり、症状は軽いということです。

市の教育委員会によりますと、児童たちは午前11時半すぎから正午すぎまで校庭で運動会のリレーの練習を行っていたということです。

熱中症対策としてこまめな水分補給を指導していたほか日陰をつくるためにテントも設置していたということです。

大明小学校は「練習時間の短縮や内容の変更などを検討していきます」としています。

甲府地方気象台によりますと、甲府市の気温は午前8時には20.1度でしたが正午には26.7度まで上がっていました。

この時期は、まだ体が暑さに慣れていないことから、運動をする際などは無理をせずに熱中症への対策を取るようにしてください。

埼玉 行田の中学校 4人を搬送

埼玉県の行田市教育委員会によりますと、24日午後2時45分ころ、市立長野中学校で体育祭の練習をしていた3年生の生徒4人が、吐き気や過呼吸などの症状を訴え、救急車で病院に運ばれました。

病院で手当を受けたところこのうち2人が熱中症と診断され、男子生徒1人は中等症、女子生徒1人は軽症だということです。

学校の校庭では午後1時40分ごろから、体育祭で行う「棒引き」の競技の練習が行われていました。

行田市のとなりの熊谷市では午後2時前に最高気温32.5度と、今シーズンもっとも高い気温を観測していました。