米バイデン大統領 ケニア大統領を国賓として招待 同盟国指定へ

アメリカのバイデン大統領はケニアの大統領を国賓としてワシントンに招き、ケニアを同盟国に指定する方針を明らかにしました。アフリカで中国やロシアが影響力を強める中、アメリカとして連携強化をはかるねらいです。

バイデン大統領は国賓としてアメリカを訪問中のケニアのルト大統領と23日、首脳会談を行いました。

そして、会談後の記者会見でケニアをNATO=北大西洋条約機構非加盟の主要同盟国に指定する方針を明らかにしました。

これはアメリカが安全保障の分野で戦略的な協力関係にある国を指定するもので、これまでに日本やイスラエル、エジプトなど18か国が指定されています。

アフリカのサハラ砂漠以南の国がNATO非加盟の主要同盟国に指定されるのは初めてです。

アフリカで中国やロシアが影響力を強める中、アメリカは今後、アフリカにおけるテロ対策などでケニアとの連携強化をはかるねらいです。