京都 タクシー事故 少なくとも200メートル逆走か

23日、京都市中心部の大通りでタクシーが逆走して別の車と相次いでぶつかり3人がけがをした事故で、タクシーは少なくとも200メートル逆走していたとみられることがわかりました。
運転手はこのタクシー会社で勤務して2日目だったということで、警察は24日会社を捜索し、事故に至った経緯を捜査しています。

23日午前7時半すぎ、京都市中京区西三坊堀川町の交差点で、タクシーが反対車線に入り込んで逆走し、直進していた乗用車などと相次いでぶつかり、72歳のタクシー運転手を含む3人が重軽傷を負いました。

警察のその後の調べで、タクシーは逆走する前、この交差点のおよそ800メートル手前で別の車と接触する事故を起こしていた疑いがあることがわかりました。

タクシーはさらに走行を続けたあと反対車線に入り込んだ可能性があり、現場の状況などから少なくとも200メートル逆走していたとみられます。

警察によりますと、事故のあと運転手は「朝6時から仕事をしていた。事故当時のことをよく思い出せない」などと話していて、23日はこのタクシー会社で勤務して2日目だったということです。

警察は24日午前、過失運転傷害の疑いでタクシー会社の捜索を行い、勤務記録などの資料を押収したということで、今後改めて運転手から事情を聴くなどして、事故に至った経緯を捜査することにしています。