柔道 世界選手権 女子78キロ超 冨田若春が初めての金メダル

UAE=アラブ首長国連邦で開催されている柔道の世界選手権で23日、女子78キロを超えるクラスの冨田若春選手が初めて金メダルを獲得しました。

UAE=アラブ首長国連邦で行われている柔道の世界選手権には、男子60キロ級の永山竜樹選手以外にパリオリンピックの代表に内定している選手は日本から出場していません。

大会5日目の23日、女子78キロを超えるクラスに出場した冨田選手は小外掛けなどの足技がさえて順調に勝ち上がり、決勝ではトルコの選手と対戦しました。

冨田選手は開始1分すぎに足車で技ありを奪うと、そのまま抑え込みに入り、合わせ技一本で勝ちました。

冨田選手は3回目の出場で初の金メダルを獲得しました。

冨田選手は27歳。

この階級では小柄ながら鋭い動きからの投げ技が持ち味です。

3年前の世界選手権で銀メダル、おととしは銅メダルと実力は示してきましたが、パリオリンピックに向けては素根輝選手と代表を争った末、代表を逃していました。

このほか男子100キロ級に出場した19歳の新井道大選手は銅メダルを獲得しました。