ムササビ 客室のベランダで子育て “利用止め育つまで見守る”

京都市にあるホテルの客室のベランダでムササビが巣を作り子育てをしていて、ホテルはこの客室の利用を止めて“チェックアウトするまで見守りたい”としています。

京都市左京区にあるホテルで先月下旬、客室のベランダにムササビが巣を作っているのが見つかりました。

ホテルによりますと、ムササビは木くずなどで巣を作っていて、2匹の子どもの子育てをしている様子も確認されたということです。

このホテルの客室は、ベランダに出られない構造になっていますが、この客室の利用を止めて子育てが終わるのを見守っているということです。

ムササビは日中は巣の中で過ごし、夜になると出かけ、ホテルでの滞在が続いています。

ホテルの総支配人の人見啓介さんは「ムササビ親子には今回は特別にお部屋の貸し出しをしています。チェックアウトの日は未定で、お子様がしっかりと育つまで見守っていきたいです」と話していました。

京都市動物園によりますと、ムササビは京都府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。