メキシコ 選挙集会で舞台装置倒壊 これまでに9人死亡 63人けが

来月、大統領選挙が行われるメキシコで、選挙集会のステージに組まれた照明などの舞台装置が強風にあおられて倒壊し、これまでに9人が死亡し、60人以上がけがをしました。

事故が起きたのは、メキシコ北部の都市モンテレイ近郊で、22日、選挙集会のステージに組まれた照明などの舞台装置が強風にあおられて倒壊しました。

SNSに投稿された映像には、舞台装置が集会の参加者たちがいる方向に大きく倒れてくる様子や、壇上にいた候補者たちがとっさに舞台の後ろに走って逃げる姿が写っていて、叫び声も聞こえます。

地元の州知事によりますと、これまでに9人の死亡と63人のけがが確認されたということです。

メキシコでは来月2日に大統領選挙の投票が予定されていて、集会には現在世論調査で3位につけている中道左派のマイネス候補も参加していましたが、けがはなかったということです。

この事故を受けて、大統領選挙のほかの候補者も翌日に近くで予定されていた自身の集会を中止すると発表しました。