石川 珠洲 道の駅で地元特産の大豆を使った豆腐づくり再開

石川県珠洲市の道の駅が、能登半島地震のあと取りやめていた地元特産の大豆を使った豆腐づくりを再開しました。

豆腐づくりを再開したのは、能登半島の先端にある珠洲市の「道の駅狼煙」です。

甘みとコクのある地元特産の「大浜大豆」を使った豆腐は、住民だけでなく観光客からも人気を集めていましたが、能登半島地震で機械が故障し、生産できなくなっていました。

今月に入ってようやく機械の修理を終えたということで、23日朝から従業員たちが作業にあたっています。

従業員たちは、大浜大豆をすりつぶして煮たり、地元産のにがりを加えて混ぜ合わせたりして豆腐を完成させ、機械を使って1丁ずつパックに入れていきました。

豆腐は、道の駅のほか、オンラインでも注文を受け付け、販売することになっています。

一方、「道の駅狼煙」では、地震の影響で一部の従業員が働けなくなったため、豆腐づくりにあたる日は店を開けることができないということで、当面、営業は金曜日から日曜日までの3日間になるということです。

「道の駅狼煙」の小寺美和さんは「ようやくこの日を迎えられ、うれしいです。豆腐を待っていた住民たちや災害ボランティアの人たちに食べてもらいたいです」と話していました。