大相撲夏場所11日目の見どころ 2敗でトップの大の里は豊昇龍と

大相撲夏場所は11日目、22日から終盤戦です。2敗でトップに並ぶ新小結 大の里は、過去2回の対戦でいずれも敗れている大関 豊昇龍と結びの一番で対戦します。

夏場所は10日目を終えて、大の里と平幕の湘南乃海、それに37歳の返り入幕、宝富士の3人が2敗でトップで並んでいます。

このうち大の里は11日目の22日、結びの一番で豊昇龍と対戦します。

ともに右四つを得意としていて、初めて対戦したことしの初場所と続く春場所では大の里がいずれも「下手投げ」で敗れています。

大の里としては、両まわしをつかんでスピードのある豊昇龍の動きを止め、大きな体を生かして圧力をかけていければ勝機が生まれます。

一方の豊昇龍としては、鋭く踏み込んで先にまわしをつかみ、横の動きなども加えて攻めて主導権を握りたいところです。

また、湘南乃海と宝富士の2敗どうしの一番が組まれました。去年の秋場所以来の対戦で、過去は1勝1敗の五分です。

こちらは、ともに左四つが持ち味で、湘南乃海は重い腰を生かしながら投げ技などで揺さぶれるか、宝富士は今場所見せている前に攻める相撲で一気に寄っていけるかがポイントとなりそうです。

このほか、星の差1つで追う3敗どうしの取組も3番組まれ、
▽大関 琴櫻と平幕の明生
▽大関経験者の御嶽海と平幕の美ノ海
▽平幕の琴勝峰と新入幕の欧勝馬が
それぞれ対戦します。