銀メダルを獲得した兎澤朋美選手は「自己ベストを更新できれば一番よかったが、目標に届かなかったので率直に悔しい」と引き締まった表情でレースを振り返ったあと「楽しむというところを一番のポイントにして笑顔を意識して走るようにした。最後まで自分の走りができて、今までの試合の中で一番楽しかった」と笑顔で話しました。
そして、本命種目の走り幅跳びに向けて「きょうの結果をいい刺激と捉えて、ベストパフォーマンスが出せるように準備したい」と意気込んでいました。
パラ陸上世界選手権 兎澤「銀」前川「銅」 女子100m義足
神戸市で開かれているパラ陸上の世界選手権は21日、女子100メートル義足のクラスの決勝が行われ、兎澤朋美選手が15秒76をマークして銀メダルを獲得しました。
また、前川楓選手が16秒11のタイムで銅メダルを獲得しました。
兎澤朋美「笑顔を意識 今までで一番楽しかった」
前川楓「やっぱり銀メダルがほしかった」
銅メダルを獲得した前川楓選手は、「アップしているときからいい感じだったので15秒台を出したかったが、悔いのない走りができた。銅メダルはすごくうれしいが、やっぱり銀メダルがほしかった」と笑顔で話していました。
そして、「たき火のように心の炎が燃えていて、すごくいい調子だった。最近テーマにしている大きなストライドで走ることができた」とレースを振り返りました。
本命種目の走り幅跳びに向けては「銀メダルをねらっているのでもっともっと全力で臨みたい」と意気込んでいました。