石川県 能登半島地震の住宅被害 8万棟超える 全壊は8000棟超

石川県は能登半島地震で確認された住宅の被害が8万棟を超えたことを明らかにしました。

これは21日に開かれた石川県の災害対策本部会議で報告されました。

それによりますと、能登半島地震による住宅の被害は8万棟を超え、合わせて8万1242棟となりました。

このうち
▽「全壊」がおよそ1割にあたる8221棟
▽「半壊」がおよそ2割にあたる1万6584棟です。

自治体別では、最も多い
▽輪島市が1万4816棟
▽七尾市が1万4157棟
▽志賀町が7204棟
▽珠洲市が7085棟
▽能登町が6579棟
などとなっています。

また、21日の会議では、避難所で生活する被災者の熱中症を防止するため、輪島市と珠洲市の合わせて27の避難所に冷房設備を導入することも報告されました。

石川県の馳知事は「避難生活が長期化する中、今後暑さが本格化し熱中症の懸念が高まる」などと述べ、23日から順次、取り付け作業を行うことを明らかにしました。

石川県によりますと、これにより、元からエアコンなどがあったところを含め、県内すべての避難所で冷房が入るようになるということです。