マイクロソフト「生成AI向けの新たなパソコン開発」発表

アメリカのIT大手、マイクロソフトは生成AI向けの新たなパソコンを開発したと発表しました。AIをクラウドではなく端末上で動かすことができ、ネットにつながなくても生成AIを使えるのが特徴で、開発競争が激しくなっています。

マイクロソフトは20日「Copilot+PC」と呼ばれる、生成AI向けの機能を備えた新たなパソコンを開発したと発表しました。

高性能の半導体を使い、AIの処理能力が従来のパソコンと比べて最大20倍に向上したほか、AIをクラウドではなく端末上で動かすことができ、ネットにつながなくても生成AIを使えるとしています。

会社は投資先のオープンAIが手がけるChatGPTの技術を活用し「Office」などのソフトやアプリで生成AIのサービス「Copilot」を展開しています。

IT大手の間ではグーグルも先週、検索サービスへの生成AIの本格的な導入などを発表したほか、アップルもスマホの基本ソフトに生成AIの導入を検討しているとアメリカのメディアが報じていて、マイクロソフトには対抗するねらいがあるとみられます。