大相撲夏場所は20日から後半戦が始まり、1敗でトップに並ぶ大の里は平幕の平戸海と対戦しました。
大の里は、力強く前に出てきた平戸海を組み止めることができず一気に押し出されて2敗目を喫しました。
また、2敗の大関 琴櫻は阿武咲と対戦しました。
琴櫻は立ち合いで力強く当たってきた阿武咲に土俵際まで追い込まれましたが、最後は巧みに突き落として2敗を守りました。
また、1敗の宝富士が美ノ海に敗れたため夏場所は1敗の力士がいなくなり琴櫻、大の里、御嶽海、湘南乃海、宝富士の5人が2敗でトップに並びました。
このほか、3敗の大関 豊昇龍は結びの一番で20日から再出場した高安に敗れて4敗目を喫しました。
大相撲夏場所9日目 新小結 大の里は2敗に後退 平戸海に敗れる
大相撲夏場所は9日目、20日から後半戦が始まり、新小結 大の里は平幕の平戸海に敗れて2敗に後退しました。
中入り後の勝敗
▽宝富士に美ノ海は美ノ海が「押し倒し」で勝ちました。
▽水戸龍に剣翔は水戸龍が「寄り切り」。
▽新入幕の時疾風に錦富士は時疾風が「押し出し」。
▽一山本に新入幕の欧勝馬は欧勝馬が「はたき込み」。
▽竜電に北勝富士は竜電が「上手出し投げ」で勝ちました。
▽佐田の海に友風は佐田の海が「寄り切り」。
返り入幕の友風は1勝8敗で負け越しが決まりました。
▽湘南乃海に狼雅は湘南乃海が「押し出し」。
▽金峰山に御嶽海は御嶽海が「上手投げ」。
▽錦木に琴勝峰は琴勝峰が「突き落とし」。
▽正代に翠富士は翠富士が「押し出し」で勝ちました。
▽玉鷲に明生は明生が「押し出し」。
▽隆の勝に宇良は隆の勝が「押し倒し」。
▽翔猿に豪ノ山は豪ノ山が「押し出し」。
▽熱海富士に大栄翔は熱海富士が「押し出し」で勝ちました。
▽平戸海に大の里は平戸海が「押し出し」。
大の里は2敗に後退しました。
▽王鵬に阿炎は王鵬が「押し出し」。
▽阿武咲に大関 琴櫻は琴櫻が「突き落とし」で勝って2敗を守りました。
▽大関 豊昇龍に高安は高安が「すくい投げ」。
豊昇龍は4敗に後退しました。
《力士 取組後の談話》
新小結 大の里「切り替えて頑張る」
新小結の大の里は、平幕の平戸海に敗れて2敗に後退し、「だめだった。またあした切り替えて頑張る」と話しました。
平戸海「いい相撲だった」
勝った平戸海は「同年代で負けられない。踏み込みがよかったので引いてくれた。いい相撲だった」と振り返りました。
大関 琴櫻「一日一番に集中」
大関 琴櫻は、平幕の阿武咲に勝って2敗を守り、「いい相撲ではないけれど、体は動いていた。いい日も悪い日もあるけれど、一日一番に集中して、いい方向につなげていければいい」と淡々と話していました。
高安「復帰戦で勝てて気持ち前向きに」
20日から再出場した大関経験者の高安は、大関 豊昇龍に勝って、「立ち合いから自分の流れになった。復帰戦で勝てて気持ちも前向きになった」と振り返りました。
休場の原因となった腰の状態については、「おかげさまでよくなったので、ぶり返さないように、いい相撲を千秋楽まで取りたい」と話していました。