アフガニスタン 新たに洪水発生 66人死亡 被災者支援など課題

大雨による洪水の被害が相次いでいるアフガニスタンで、新たに北部の州で洪水が発生し、地元当局によりますと、これまでに66人が死亡しました。イスラム主義勢力タリバンの統治のもとで経済の混乱も続く中、被災者の支援などが大きな課題となっています。

アフガニスタン北部ファリヤーブ州で18日、洪水が発生し、タリバン傘下の地元当局によりますと、これまでに66人が死亡したということです。

また、1500の住宅が流されるなどの被害を受け、8人が行方不明になっているということで、現地で救助活動が続けられています。

アフガニスタンでは、今月に入り大雨による洪水が相次いで発生していて、北部バグラン州などで180人が死亡したほか、中部ゴール州でも少なくとも50人が死亡するなど、各地で被害が拡大しています。

3年前にタリバンが復権したアフガニスタンでは、経済の混乱が続き深刻な食料不足などにも陥っていただけに、災害が相次ぐ中、被災者への支援や生活の再建が大きな課題になっています。