山形 フラワー長井線の列車と走って競争 参加者10人中7人勝つ

山形県南部の置賜地方を走る鉄道の列車と走って競争する催しが開かれました。

この催しは、山形県長井市が誕生してからことしで70周年となるのを記念して開かれ、県内に住む14歳から46歳までのあわせて10人が参加しました。

勝負したのはフラワー長井線の羽前成田駅から白兎駅までのおよそ2.2キロの区間で、参加者は催しのために用意された1両編成の臨時列車と対決しました。

午前10時、出発地点の駅でスタートの合図が鳴ると、参加者たちは線路沿いの直線道路を勢いよく走り出しました。

対する列車は、ふだんは平均時速およそ60キロで運行していますが今回は参加者に花を持たせようと平均時速およそ20キロで追いかけました。

参加した10人中7人が列車に勝ち、このうち優勝した14歳の男子中学生は列車に1分以上の差をつけてゴールしていました。

優勝した飯豊町の男子中学生は、「なかなか列車と競争する機会はないので走ってみて楽しかったです」と話していました。