「そごう柏店」解体前に期間限定で内部を公開 千葉 柏

40年余りにわたって地元で親しまれた千葉県柏市の「そごう柏店」が6月から解体されるのを前に期間限定で内部を公開するイベントが18日から行われ、多くの人たちでにぎわいました。

柏駅の東口にある「そごう柏店」は1973年に開店しましたが業績の悪化から2016年に閉店し、市が跡地を取得して6月から解体されることになりました。

これを前に、3日間限定で建物の内部を公開する予約制のイベントが開かれ初日の18日は、およそ1200人が訪れました。

このうち、食品売り場だった1階のフロアでは、昭和時代の縁日をテーマにボールすくいや輪投げなどの屋台が並び親子連れでにぎわっていました。

また、2階のフロアでは、開店当時の店や駅前の様子を収めた写真70点が展示され、地元の人たちが懐かしんでいました。

象徴として人気だった最上階の14階にある「回転展望レストラン」では、柏市の市街地や「手賀沼」、それに都内のビル群を一望でき、訪れた人たちが景色を眺めて楽しんでいました。

柏市に住む小学5年生の男の子は「スカイツリーや手賀沼がみえて景色がすごくきれいでした」と話していました。

男の子の40代の母親は「幼い時に来て以来久しぶりに展望レストランに来て懐かしいです。建物がなくなってしまうのはとても寂しいです。子どもたちが喜べるような新たな場所になることを期待してます」と話していました。