スケートボード 女子ストリート 五輪予選 赤間凛音がトップに

アーバンスポーツのパリオリンピック予選シリーズのスケートボード、女子ストリートの予選で15歳の赤間凛音選手がトップに立ち、東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈選手が3位につけるなど日本勢5人が準決勝に進出しました。

中国 上海で開催されているパリオリンピック予選シリーズは大会2日目の17日、スケートボードの女子ストリートの予選などが行われました。

階段やレールなどが設置されたコースで、45秒間滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回行い、高いほうの得点で争われた予選には日本選手6人が出場しました。

このうち、15歳の赤間選手は1回目のランで体ごと1回転する技などを確実に決めて、87.14の高得点をマークしトップに立ち、上位16人で争う18日の準決勝に進みました。

また、中山選手は得意の「フロントサイドKグラインド」などの技を決めて、84.12で3位につけました。

このほか、
▽14歳の吉沢恋選手が4位、
▽東京オリンピックの金メダリスト、西矢椛選手が7位、
▽17歳の伊藤美優選手が14位で、いずれも準決勝に進みました。

一方、去年の世界選手権で金メダルを獲得し、世界ランキング3位につける織田夢海選手は、2回のランでいずれもミスが出て18位となり、準決勝進出はなりませんでした。

赤間「オリンピックに出たいので次も頑張りたい」

予選トップで準決勝に進出した赤間凛音選手は「1本目で技をすべて決める『フルメイク』ができたのでよかった。パリオリンピックに出たいので、次も頑張りたい。自分らしいトリックをいつものように出し切りたい」と話していました。

また、予選3位だった中山楓奈選手は「直前の練習で緊張しすぎて思うように体が動かなくて本番前まで泣いていたが、集中して滑ることができてミスなくいけてよかった。世界と戦いながら、日本勢と戦わないといけないので大変だが、準決勝ではやりたい技を出して決勝に進みたい」と話していました。

予選4位だった吉沢恋選手は「予選敗退は嫌だったので、それを回避できて準決勝にあがれてうれしい。自分ならできると自信を持って臨んだ。準決勝からは1回の技で競うベストトリックがあるので、自分の技を決めたい」と話していました。