大相撲 元幕内 琴恵光が現役引退 年寄「尾車」を襲名

大相撲の元幕内、琴恵光が現役を引退し、年寄の「尾車」を襲名しました。

琴恵光は宮崎県延岡市出身の32歳。

平成19年の春場所で初土俵を踏みました。

力士としては小柄ですが、スピードのある寄りや押しを持ち味に番付を上げ、平成30年の名古屋場所で新入幕を果たしました。

そのあと、十両に落ちた時期があったものの令和2年の7月場所以降は幕内に定着し、前頭4枚目まで番付を上げました。

しかし、去年の九州場所で左ひざを痛め、初めてけがでの休場を経験しました。

ことしの初場所はおよそ4年ぶりの十両で3勝10敗、2日の休み、続く春場所は1勝14敗と負け越し、西の幕下11枚目で迎えた今場所は、初日から休場していました。

日本相撲協会は17日理事会で琴恵光の現役引退と年寄の「尾車」の襲名を承認したと発表しました。