Sクライミング女子 パリ五輪予選シリーズ 野中生萌がトップに

アーバンスポーツのパリオリンピック予選シリーズ、2日目の17日はスポーツクライミング、女子ボルダー&リード予選の後半のリードが行われ、東京オリンピック銀メダリストの野中生萌選手がトップに立つなど、日本勢3人が準決勝進出を決めました。

中国 上海で開かれているパリオリンピック予選シリーズの第1戦は、2日目の17日、スポーツクライミング、女子ボルダー&リード予選の後半となるリード種目が行われ4人の日本選手が出場しました。

リードは1回のトライで登った高さを競う種目で、野中選手は、序盤から順調に高度を上げ、壁の上部の角度が変わるポイントで落下しましたが、60ポイントを獲得しました。

前半のボルダーで3位につけていた野中選手は合計を159.6ポイントとして、全体のトップに立ち上位20人による準決勝進出を決めました。

また、ボルダーで2位と好スタートを切った22歳の伊藤ふたば選手は中盤で落下して得点を伸ばせなかったものの4位につけました。

また、中川瑠選手も19位となり日本勢は3人が準決勝に進出しました。

一方、久米乃ノ華選手は44位で予選敗退でした。

スポーツクライミング女子ボルダー&リードの準決勝は18日行われ、日本選手に残された1人の枠をめぐる争いが続きます。

野中生萌「安定した登りで進めてうれしい」

野中生萌選手は「壁の上部まで手がかかったのでよかった。目標は決勝でメダルを取ることなので、そのステップとして安定した登りで準決勝に進めたのはうれしい」と笑顔を見せていました。

そのうえで準決勝へ向けては「体は仕上がっているので、気持ちの面で集中していきたい。悔いの残らないように、自分のパフォーマンスを出せるように頑張りたい」と話していました。

また、前半のボルダーで日本選手トップの2位だった伊藤ふたば選手は「難しいラウンドになると思ったし、決していい登りができなかった。ボルダーは完登、リードはトップを目指すことが大事になると思うので、準決勝では決勝につなげる登りをしたい」と話していました。