メルセデス・ベンツ日本法人 34車種 約11万台リコール

ドイツの自動車メーカーメルセデス・ベンツの日本法人は、ハンドル操作に関するプログラムに不具合があり、最悪の場合、ハンドルの操作ができなくなるおそれがあるなどとして、34車種、およそ11万台のリコールを国土交通省に届け出ました。

リコールの対象となったのは、2018年10月から先月までに製造されたメルセデス・ベンツの「A180」や「A200d」など34車種の右ハンドルの車両、およそ11万2000台です。

国土交通省によりますと、これらの車ではハンドル操作を軽くする電動パワーステアリングのプログラムに不具合があり、本来は故障した場合でも一定程度は機能が継続する仕様にもかかわらず、すぐにハンドルが重くなるおそれがあるほか、ハンドルが振動すると最悪の場合ハンドル操作ができなくなるおそれがあるということです。

これまでに不具合や事故の報告はないということです。

メルセデス・ベンツ日本は16日から、全国の販売店で対策のためのプログラムの書き換えを無料で行うということです。