厚労省 「マイナ保険証」4月の利用率6.56% 依然普及進まず

マイナンバーカードと一体化した健康保険証「マイナ保険証」について、厚生労働省は、4月の利用率が6.56%だったと明らかにしました。

厚生労働省は、15日に開かれた社会保障審議会の部会で、4月のマイナ保険証の利用率が前の月より1ポイント余り上がり、6.56%になったと説明しました。

政府は、ことし12月の健康保険証の廃止に向けて、マイナ保険証の利用者を増やした医療機関に、最大で20万円を支給するなどして利用促進を図りたいとしていますが、依然として普及が進んでいない実態が明らかになりました。

一方、厚生労働省は4月に、マイナンバーとひも付けられた健康保険証の情報と、住民基本台帳の氏名などが一致していなかったおよそ139万件のうち、別人の情報がひも付けられていたケースは545件あったと公表しましたが、15日の部会で、精査した結果529件だったと訂正しました。