京都 「葵祭」 平安装束の行列が都大路を練り歩く

京都三大祭りのひとつ、「葵祭」の行列が15日に行われ、平安時代の装束に身を包んだおよそ500人が新緑の都大路を練り歩きました。

葵祭は、およそ1400年前、欽明天皇が五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈って馬を走らせたのが始まりとされます。

15日朝は、行列の出発に先立ち、十二ひとえをまとった行列の主役「斎王代」を務める、会社員の松浦璋子さんが、「大河ドラマにも出てくる平安装束を実感しています。新緑に鮮やかな装束が映えるすてきな一日になるといいです」と話しました。

斎王代が「輿(こし)」に乗り込むと、祭りの名前の由来となったフタバアオイとかつらの枝を組み合わせた飾りをつけたおよそ500人の参列者や、牛車(ぎっしゃ)など、長さおよそ1キロに及ぶ行列が京都御所を出発しました。

行列は、下鴨神社を経て上賀茂神社まで、およそ8キロの都大路を練り歩き、それぞれの神社では神事が行われました。

沿道には優雅な平安絵巻を一目見ようと、警察発表でおよそ3万5000人が集まり、写真におさめるなどして楽しんでいました。

神奈川県から訪れた人は「京都三大祭りを見たいと思って来ました。初めての見物でしたが、衣装があでやかで、京都らしさを感じました」と話していました。

福岡県出身で、京都に下宿している大学生は「これまで葵祭を知らなかったのですが、4年生なので、京都の思い出にしたいと、初めて訪れました。大河ドラマの世界のようで、興味深く見ました」と話していました。