大相撲 横綱 照ノ富士 夏場所2日目のきょうから休場

大相撲の横綱 照ノ富士が左の脇腹とひざのけがのため、夏場所2日目の13日から休場することになりました。照ノ富士が休場するのは途中休場した先場所に続いて21回目です。

照ノ富士は先場所、腰のけがのため途中休場し、5月に入って左の脇腹を痛めましたが、10回目の優勝を目指して夏場所の出場に踏み切りました。

しかし、初日の12日、新小結の大の里に「すくい投げ」で敗れ、初黒星を喫しました。

そして、13日、千葉県の病院で診察を受けた結果、左の肋軟骨の損傷と右の変形性膝関節症により3週間の安静加療を要すると診断されました。

このため日本相撲協会に届け出て、2日目の13日から休場することになり、夏場所は横綱不在となりました。

照ノ富士が休場するのは途中休場した先場所に続いて21回目で、横綱在位17場所目で10回目です。

13日対戦する予定だった大栄翔は不戦勝となります。

伊勢ヶ濱親方「ひざに加えてわきが肉離れのような感じ 力出ず」

照ノ富士の師匠の伊勢ヶ濱親方は「ひざに加えてわきが肉離れのような感じになって力が出ない状況だ。せきをしただけで痛い。きつい痛み止めを飲んでもあまりよくない」と休場に至った理由を説明しました。

今後に向けては「やるからには万全な状態で出ないといけない。ぶっつけ本番では無理がある。名古屋場所では万全な状態で出られるように調整していくと思う」と話していました。

大関以上の力士が同日に2人不戦敗は平成29年以来

大関以上の力士が同じ日に2人、不戦敗となるのは、平成29年名古屋場所の6日目に横綱・稀勢の里と当時は大関だった照ノ富士以来です。

また、不戦勝制度が確立された昭和3年以降では8例目となります。