札幌 「赤れんが庁舎」の屋根など展示の見学施設 きょう閉館

札幌市にある北海道庁の旧本庁舎「赤れんが庁舎」の改修工事に合わせて設けられていた仮設の見学施設が12日をもって閉館することになり、多くの人が訪れています。

北海道庁の旧本庁舎「赤れんが庁舎」では大規模な改修工事に合わせて取り外されていた庁舎のシンボルの「八角塔」の屋根や、庁舎の歴史などを紹介するパネルなどを展示する仮設の見学施設を去年5月にオープンさせていましたが、屋根を建物に再び据え付ける工事などを行うため、12日をもって閉館することが決まっています。

最終日の12日は午前中から多くの人が施設を訪れ、銅板が新しくふき替えられた屋根の様子を写真におさめたり、「赤れんが庁舎」の歴史を紹介するパネルを読んだりしていました。

札幌市の70代男性は「今まで来たことがなかったが、思っていた以上に八角塔が大きくてすごかった」と話していました。

釧路市から来た40代女性は「八角塔の屋根がきれいな銅色だったので驚いた。完成したらまた見に来たいと思う」と話していました。

「赤れんが庁舎」は、来年度中には改修工事を終えて、一般公開される予定だということです。