ドジャース 大谷翔平 腰の張り訴え交代 次の試合は欠場見込み

大谷翔平選手が11日のパドレス戦で腰の張りを訴えて試合途中で交代し、12日の試合は大事をとって欠場する見込みです。

指名打者で先発出場 3打席ノーヒット

ドジャースは相手の本拠地サンディエゴでパドレスとの3連戦の第2戦に臨み、大谷選手は2番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席はワンアウトランナーなしで迎え、相手の先発ピッチャーでバッターの手もとで揺れながら変化するナックルボールが得意のウォルドロン投手と対戦しました。

大谷選手はナックルボールを見定めながら高めの速球を打って、ここはレフトフライとなりました。

第2打席は3回、ツーアウト二塁のチャンスでアウトコースに落ちるナックルボールを捉え、大きな当たりを見せましたが、2打席連続のレフトフライでした。

1対0で迎えた6回の第3打席は、フルカウントに追い込まれたあと7球目のナックルボールを見極めてフォアボールを選び、この日初めて塁にでました。

ここからツーアウト満塁へとチャンスが広がり、6番のテオスカー・ヘルナンデス選手が相手の3人目で登板したピッチャーから大谷選手と並ぶ11号満塁ホームランを打って一挙4点を追加しました。

5対0となった7回はワンアウト一塁二塁とチャンスで第4打席に立ちましたがピッチャーゴロでした。

このあと9回にまわってきた打席で代打が送られて途中交代し、大谷選手は3打数ノーヒットでフォアボールが1つでした。

打率も3割5分2厘に下がりました。

試合はドジャースがそのまま5対0で勝ちました。

腰の張り訴え交代 12日は欠場見込み

大谷選手は11日、カリフォルニア州サンディエゴで行われたパドレス戦で、9回の第5打席に代打を送られて途中交代し、チームが5対0で勝利したあとグラウンドに姿を見せませんでした。

球団によりますと大谷選手は試合中に腰の張りを訴えたということで、ロバーツ監督は、「7回の第4打席の前に知らせを聞いた。試合の中盤に痛めたのだと思う。5点リードしていたので、無理はさせたくなかった」と説明しました。

そのうえで、「まだ大谷選手とは話していない。トレーナーと話した感じでは、今のところ心配のレベルとしては最も小さく、予防的な措置だと思う」と話しました。

大谷選手は、次の試合となる12日のパドレス戦は大事をとって欠場する見込みですが、試合前に報道陣の取材に応じるということです。

去年受けた右ひじの手術の影響で、今シーズン、バッターに専念している大谷選手は、ここまで41試合のうち40試合で2番・指名打者として出場し、打率3割5分2厘、ホームラン11本の好成績を残しています。