能登半島地震で被災の球児にプロから3万7000個余のボール寄贈

能登半島地震で被災した高校球児を支援しようと、プロ野球の12球団から石川県の高校に3万7000個余りのボールが贈られました。

高野連=日本高校野球連盟によりますと、能登半島地震で被災した高校では4か月余りたった今もグラウンドが使えなかったり、別の施設を借りているためボールが不足したりして、十分な練習ができていないということです。

こうしたなか、NPB=日本野球機構とプロ野球の12球団から3130ダース分、3万7560個のボールが提供され、10日までに高野連を通じて、石川県の加盟校に贈られたということです。

このボールは、各球団のキャンプや練習、日本代表の壮行試合などで使用されたもので、高野連は「野球用具の中でも、ボールはプレーするうえでなくてはならず、必要な数も多いのでNPBを通じて協力を依頼した」としています。

能登半島地震の被災地には、発生直後から石川県出身のプロ野球選手が義援金を送ったり、募金を呼びかけたりしていて、プロ野球界からの支援が広がりを見せています。