円相場 いくぶん値上がり 1ドル=155円68銭から70銭(午後5時)

10日の東京外国為替市場は円相場はいくぶん値上がりしました。

午後5時時点の円相場は9日と比べて、14銭円高ドル安の1ドル=155円68銭から70銭でした。

一方、ユーロに対しては9日と比べて、57銭円安ユーロ高の1ユーロ=167円83銭から87銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0780から82ドルでした。

市場関係者は「アメリカで9日に発表された失業保険の新規申請件数が市場の予想を上回ったことで、インフレの要因となってきた労働市場のひっ迫がいくぶん緩んだと受け止められた。このため、市場ではFRB=連邦準備制度理事会が利下げを始める時期が遅くはならないとの観測が広がりアメリカの長期金利が低下し、ドルを売って、円を買う動きが出た。ただ、日米の金利差は依然として大きく、値上がり幅は限定的だった」と話しています。