北海道 上空に寒気で氷点下も 紋別では満開の桜に雪

8日朝の北海道内は、上空に寒気が流れ込んだ影響でこの時期としては冷え込みが強まり、最低気温が氷点下となった地点があるほか、オホーツク海側や日本海側では平地でも雪が降りました。9日以降は平年並みか平年より高くなる見通しで、気象台は寒暖差による体調の変化に注意するよう呼びかけています。

札幌管区気象台によりますと、7日夜から8日朝にかけて北海道内の上空1500メートル付近には4月中旬並みのマイナス3度前後の寒気が入り、冷え込みが強まりました。

8日朝の最低気温は、
▽遠軽町白滝でマイナス1.4度、
▽阿寒湖畔でマイナス0.5度などと氷点下を記録し広い範囲で4月中旬から下旬並みとなりました。

オホーツク海側や日本海側の北部では平地でも雪が降ったところがあり、稚内市沼川では午前4時に2センチの積雪を観測しました。

一方、9日以降は、気温が平年並みか平年より高くなる見通しで、気象台は、寒暖差による体調の変化に注意するよう呼びかけています。

紋別 満開の桜に雪も

8日朝の最低気温が1.6度まで下がった北海道紋別市の中心部では、午前7時半ごろに雪交じりの雨が降り、登校中の小学生が傘を差して歩いていました。

また、標高330メートルほどの大山の山頂にある公園は、雪景色となり、満開の桜には雪が積もっていました。